皆さん、ご無沙汰しております!
以前、我が家の「年中行事コンピューター」がフリーズしてしまったというお話をさせていただいたものです。あれ以来ずっと固まっておりましたが、ちょっと我が息子のことでご報告が・・・。
なんと、かつて節分の豆まきで恐怖のあまり泣き叫び、豆の補充任務から逃げ回っていたあの弟くんですが、小学校4年生の時に「剣道」を始めて現在小学校6年生になりました。先日昇級試験に合格して見事「剣道一級」の称号を獲得しました。さらに地元地区の小学校高学年のリーグ戦で優勝!という快挙を成し遂げたのです!すごいぞ我が息子!(出場者5人だったんですが・・・)
実は、私も奥さんも、剣道に関してはまったくの未経験。 我が家にとって「剣の道」は完全に未知の世界でした。
剣道のイメージといえば、 「森田健作さん出演の昭和の熱血青春ドラマ(古い!)」、あとは 「とにかく防具が猛烈に臭そう(ごめんなさい!)」、・・・それくらいしかありませんでした。もちろん競技のルールとかも全然知りませんし最初は恐る恐る練習に付き添っていました。
しかし!・・・これが、想像を絶する面白さだったのです!
何が面白いって、先生方の指導がとにかくユニーク。 もちろん、小学生に向けて分かりやすく教えてくださっているのだとは思いますが、その指導の根底にあるテーマが、「いかにカッコよく見えるか!」 「いかに強く見えるか!」
という、ビジュアル重視(?)の徹底した美学だったのです。

「所作を美しくしろ!その方がかっこいいやろ!」「蹲踞(そんきょ)の姿勢が悪いと弱そうに見えるぞ!」「『はじめっ』の号令ですぐに声出せ!その方が強そうやろ!」「フラフラしとったら弱そうやろ!しっかり立って足を動かせ!」・・・など
あとは鏡の前に並ばせて、防具の乱れを正して自分でカッコイイ姿を作るように指導したり、強そうな構えを練習させたり・・・
さらに剣道において決定的に重要なのが、技を決めた後の「大袈裟な声」と「キメポーズ」。 いわゆる「残心(ざんしん)」というやつですね。
面をパコーンと打った後に、 「めえええええええええええええん!!!!!」 と道場が震えるほどの大声を張り上げ、これでもかと胸を張って竹刀を高々と持ち上げ視線を逸らさず走り抜ける。この一連のアクションがきれいに決まらないと、いくら技が成功しても一本にならないのだそうです。技を決めた後も気を緩めず、相手の反撃や次の状況に備える姿勢が残心でそれが格好良いんですよ・・・。
技の完成度はもちろんですが、その後の「俺、今めちゃくちゃカッコよく決めたぜ!」というアピール(ポーズ)が重要だなんて、ますます面白い世界です。

かつて鬼のお面に震え上がって泣いていた我が息子が、今や剣道の面を被り、胴や小手などの防具を身にまとい、大声を張り上げて「かっこよさの極み」を目指して竹刀を振っている。 その成長ぶりに、お父ちゃんはまたしても目頭が熱くなってしまいます。
ほんとこんな世界だとは思っても見ませんでした。
ただ、防具の臭さは自分の息子とはいえ想像通りではありますが規格外に臭かったです。
くさーい!早く風呂に入れ!
コラー、袴をそのまま脱ぎ捨てるなー
面と小手、早く干せ!
わー、そのまま寝転ぶなー
まさに稽古後の我が家は「修羅の道」・・・。
ファブリーズのありがたさに気付かされる今日この頃です。
